なぜ米国株なのか?
(投資初心者向けの内容になります。お詳しい方はスルーしてください。)
投資の最適解とされる米国株投資について
A 米国に世界一の経済力と影響力があり、今後も株価上昇を期待できるからです。
簡単に言えば、これにつきます。
我々の住んでいる日本の将来を考えてみると、
少子化による労働力不足と購買力低下、
高齢化による社会保障費の増大、
国際競争力の低下、
経年劣化による交通インフラの老朽化と整備費の増大、
などなど、残念ながら、今後日本の経済力が上がる要素がほとんどありません。
アベノミクスによって好景気になっているじゃないか、というご意見もあると思いますので、日本の日経平均(上段)と、米国のダウ平均(下段)の長期チャート(1970-2018年)をお示しします。
日経平均 長期チャート
(出典:株式会社ディーボ)
これを見れば、一目瞭然かと思います。
確かに、2012年以降の日経平均の上昇率は目覚ましく、底(8500円前後)から天井(23000円)を見れば、この10年以内で、実に約3倍近くの増加率を誇ります。
対して、ダウ平均は2012年(12500ドル)から見て、2018年は25000ドル程度と、
増加率でみれば約2倍で、この10年に限ってみれば、結果的には日経平均に投資していた方が利益出ていたことになります。(為替は考慮に入れません。)
しかし、長期的にみると、日経平均は2018年現在でも1990年につけた38000円台に回復していません。
1990年までに日経平均に投資して塩漬けしていた方は、この30年間、いまだにずっと含み損を抱えたままということになります。
今後、日経平均が続伸して30000円台を突破することもあるかもしれません。
しかし、逆に、何らかの要因で再び経済が低迷し、失われた30年が、さらに延長する可能性も十分に考えなければなりません。(昨今の、日本企業の偽装事件や日本の先行きを考えると、いつかまた暴落する方が自然に思えます。)
一方で、ダウ平均株価に至っては、1972年オイルショック、1987年ブラックマンデー、2000年ITバブル崩壊、2008年リーマンショックと、数多くの大暴落を経験してもなお、力強く右肩上がりに成長していることがわかります。
米国の力の源泉
その力の源泉になっているのは、世界のトップ企業のほとんどをアメリカが占めているという事実です。
世界時価総額ランキング Top10
(出典:180合同会社)
したがって、短期的に日経平均のパフォーマンスがダウ平均を上回ることはあるとは思いますが、NISAやiDeCoで超長期的投資(20~40年)をすることを考えるのであれば、日本よりも米国に投資した方が良い、というのが、多くの米国株投資家の考えとなっているのです。
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