ダウ平均急落を前に思うこと。
こんにちは、shiro-mameshibaです。
ちょっとご無沙汰しておりました。
いやいや、朝起きてみたら、久しぶりのダウ平均の下落率でしたね。
今年の年初の調整を思い出させます。
まずは落ち着きましょう
投資を始めたばかりの方、まずは、落ち着きましょう。
額でみると、『過去3番目の下落幅』などと報道されるているのでびっくりされるかもしれませんが、割合で見たら、前日比‐3.15%と、影響は少なくないですが、これだけでは暴落ではありません。
直近のダウ平均最高値26828.3$(2018/10/3)から見てみると、昨日終値25598.74$と、‐4.6%(為替考慮入れず)となりますが、この程度のボラテリティ(変動)で慌てる必要はありません。
むしろ、これから投資を始めるか迷っていた方にとっては、絶好の買い始め時となるかもしれません。
どうしても怖ければ、少し前に私が遊んでいたテスラ(TSLA)の株価の推移でも見てみてください。
非常にスリリングな値動きで、今回の下落など可愛いものに思えてきます(笑)
投資を始めたばかりの方にとっては、むしろ、とても良い時期に積立投資を始められた、と考えたほうが良いです。
ハイテク株に集中投資していた方は、真っ青かも
ただし、グロース株と呼ばれる、最近のハイテク株に投資していた方々にとっては、恐ろしい下落率だったかもしれません。
ナスダック100種で構成されるQQQについては、直近の最高値185.95$(2018/10/3)からわずか1週間で、昨日終値171.73$と-7.6%もの下落率となっています。
個別ハイテク銘柄では、さらに目立った下落を見せる銘柄も多くあります。
ちなみに、S&P500の下落率は直近最高値2935.5$(2018/9/30)から2764.5$と‐5.8%の下落幅です。
短期のみなので何とも言えませんが、やはり、S&P500よりもダウ平均のほうが、株価下落時には強いのかもしれませんね。
どこまで下がるか?
これは、誰にもわかりません。
ブログ村をみていても、今回の規模の下落を予想していた方はほとんどいなかったと思われます。
むしろ、好調な米国経済を根拠に、今回の下げ幅は大したことがなく短期で終わると、楽観的な見方が多勢を占めていたように拝見します。
唯一、以前から今後の下落危機を強く指摘されていたのは、グローバルマクロ・リサーチ・インスティテュートさんのブログでした。(ブログを書かれている方のお名前は、見つけることができませんでした。そのため、お名前を記載することができずにご紹介させていただいております。失礼いたします。)
暴落記事に注意しましょう
さて、それでは、今後どれくらいまで下がるかについては、やはり、誰にもわかりません。
一時的な下落で終わり、また上昇相場に戻るのか、それとも、このままリセッションまで突き進むのか、誰にも予想はできません。
しかし、今後1か月くらいは、大暴落を予測するネット記事が大量製造されると思いますので、ご注意ください。
個人的には
個人的には、ですが、今回の下落幅はダウ平均で‐10~15%くらいは行くのではないのかな、と考えています。
チャート分析でも、世界情勢を読んでいるわけでもなく、あくまで、勘です。
くれぐれも、信じないでください。
私のポートフィリオは、現在、現金約3300万円、米国株500万円程度で、株式投資はまだ13%程度ですので、今後も、2万円/日の楽天VTI積立投資をたんたんと継続するだけです。
すべては米中貿易戦争と中間選挙次第?
あえてその理由を挙げると、米国中間選挙が11月に控えているからです。
米中貿易戦争では、中国が圧倒的に不利だ、という指摘が一般的にされています。
貿易額として、米国の対中輸入額5050億ドルにたいして、中国の対米輸入額が1500億ドルにすぎません。
そのため、このチキンレースは、米国の圧勝として終わるだろう、というのが、大方の見方です。
米国債を大量に売却すると、米国債価格の下落、米金利の上昇を招き、金利上昇は株価下落を来すために、金融資産価値は下落します。
しかし、これらは中国もダメージが大きすぎるために、おそらくは行われないだろう、ということが予測されています。
しかし、本当にそうでしょうか?
中国の勝利と敗北
そもそも、中国の勝利と敗北とは何でしょうか?
私が思うに、中国の敗北とは
『面子を捨て、世界一の覇権国家としての夢を諦めること』
であり、中国の勝利とは
『株価を暴落させてでも、中間選挙をきっかけに、トランプ大統領を退陣に追い込むこと』
ではないかと思います。
米国債の売却が諸刃の剣であることを知っていても、もし、米国中間選挙までに株価が‐20~30%の暴落を来すことができれば、共和党の大敗北、トランプ退陣も現実になるかもしれません。
株価は、いずれまた上がることは、米国株投資家ならばみんなが知っていることです。
中国が中間選挙に直接介入することは、そもそも難易度が高く、もしその介入が発覚すれば、トランプの主張の正当性を証明することになることにもなりかねないため、リスクも高いと考えられます。
それならば、短期的に中国自身にとってマイナスになったとしても、合法的に、中国にとっての最大の難敵を退陣に追いやる方法があるならば、その手段をとる、と考えたほうが自然ではないでしょうか。
むしろ、中国に逆らうと、米国の大統領でも失脚する、という示威効果を世界に示すことになるかもしれませんので、長期的には、中国の利益になるかもしれません。
※すべて、憶測です。信じないでください!
中国がどれくらい米国債を売却すれば、暴落を起こせるのかも私は知りませんので、上の説に全く根拠はありません。
ただの空想です。
むすびに
NISA口座で購入していた投資信託は、もったいないので売却しない方が良いですよ。
それ以外の、特定口座等で購入していた商品については、どうしても怖いならば、いったん売却してもよいと思います。
売却後の株価が、短期的、長期的にどう変化していくのか見るのも、大切な投資経験になります。
自分の投資予想など、まず当たらないと理解した上で、あれこれ考えながら、今回の変動を眺めるのもまた、投資の勉強になりますよ。
投資初心者は、今後1か月の株価の推移と中間選挙の行方に注目してみると、面白いと思います。