安心してください。インデックス投資家も爆損しています。

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新年明けましておめでとうございます。

shiro-mameshibaです。

 

私事ですが、今年から県内の病院に異動になりそうだと医局から連絡がありました。

 

勤務医である以上は、医療体制の維持のために必要とはいえ、毎年この時期の引っ越し準備はちょっと憂鬱になります。

 

新天地は、これまで勤務したことがない町(かなりの田舎)ですので、どんな生活になるのか、また心新たにして楽しめたらと思います。

2018年投資の振り返り

 

さて、2019年に入りましたが、ここで2018年の投資を振り返りますと、当然のごとくインデックス投資家でも爆損でした。

 

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2018年から特定口座でメインで購入している楽天VTIは、損益‐9.56%と爆損状態です。

 

2015年にNISA口座で購入したVTETF)が、まだかろうじて+7.63%とプラスになっていますが、その他の資産ももれなく含み損になっています。

 

ちなみに、2018年の絶好調時の私のPFが以下の通りでした。

 

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特定口座の楽天VTI損益が+7.04%でしたので、単純に損益だけで行けば最高値から最低値まで落差で考えると、-17.19%となっています。

 

悪いのは相場であって、投資手法ではない

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Bloomberg NYダウ工業株30種 より)

 

上のグラフは、2018年1年間のダウ平均の推移です。

 

2018年のどこで購入していたとしても、含み損を抱えてしまっていたということがわかります。

 

このような時期に投資を始めた方が、株取引の怖さや、自分の手法に疑問を抱くのは当然です。

 

しかし、悪いのは相場であり、選んだ投資手法ではありません

 

一見、負け惜しみ責任回避現実逃避に思われるかもしれませんが、これはとても大切なことなので、強調しておきます。

 

2018年は、一括投資を始めるには最低の年だった

 

前述の通り、2018年に投資を行った方は、暴落前にたまたま資産を引き上げていた方以外、ほとんどの方が損をする相場でした。

 

これは、プロもアマも関係ありません。

 

長期投資をする以上、永遠の上げ相場は存在しないため、このような相場の下落時には一時的にしろ、損失を抱えてしまうことは、長期つみたて投資の仕組み上、どうしてもやむを得ないのです。

 

つまり、あなたが、長期投資を考えて投資を始めたとしたら、今はたまたま損をする時期から始めたというだけであって、長期投資の手法自体が間違えていた、というわけではないのです

 

しかし、どんなに頭では理解して納得したうえで投資を始めていたとしても、一旦、含み損を抱えると、自分の投資方法に疑問を感じ、怖くなり、ひいては、将来の生活自分の人間性までも否定された気分にまでなるのは、人間ならば当然です。

 

 

そういう意味では、2018年は、一括投資を始めるには最低の年だったかもしれません。

 

しかし、2018年は、インデックス積立投資を始めるのには最高の年だった、ということになるかもしれません。

 

2018年は、インデックス積立投資を始めるのに最高の年だったのかもしれない

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株式会社ディーボより NYダウ長期チャート

 

上のグラフは、同じくNYダウ平均のチャートですが、期間が2004年~2013年までとなっています。

 

2008年~株価が大暴落(下図赤矢印のところ)していますが、これが有名なリーマンショック(から続く世界金融危機)です。

 

このチャートを見るたびに、私のような素人投資家は、10年前に投資に手を出していて、株価の底(下図赤矢印のところ)で全力投資をできていたらなあ・・、と考えてしまいます。

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しかし、投資の原則を思い出してみましょう。

 

①暴落がいつ来るのか分からない

②暴落がどこまで落ちるのかは分からない

③株価がいつ反転するかは分からない

 

つまり、この株価の底で購入することなど、よほど運のいい人間以外は不可能です。

 

インデックス積立投資は、この底(赤矢印)で全資産分を購入することは初めから諦めた投資方法であり、底を含めた前後の期間をまとめて買い続けることで、最終的に利益を得る投資方法です。

 

つまり、この2018年は、ちょうど10年前、2008年(下図青矢印)から購入を始めていたのと同じことになるかもしれません。

 

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このチャートを見ていると、自分が2004~2008年までに全資産で一括投資を始めたとしたら、この大暴落で絶望していただろうなあ、と思います。

 

しかし、全資産を数年間に分けて、2008年から投資をできていたとしたら、この時期が最も最高の投資開始時期だったと思ったことでしょう。

 

そして、まさに2019年現在が、その最高の投資時期の入り口かもしれません

 

とはいっても、含み損はつらいよ

 

現時点での私の含み損は、前述の通り‐9.56%-40万円ほどです(特定口座の楽天VTIのみ)。

 

私の総投資可能資産である約3,800万円からすると、実は、約-1.05%程度の含み損にすぎません。

 

しかし、数値上はたった1%の損失であっても、40万円という額を見ると、足が震えてしまいますし、家族にはとても申し訳ないことをしている気分になってきます。

 

長期積立投資とは、本当につらい投資方法ですね。

 

できたら、投資をする方みんなで励ましあって、この投資方法を継続できたら良いなと思います。

 

むすびに

 

株価チャートを眺めていてつくづく思うのは、株価の予想など、全くできないなあ、ということです。

 

少なくても、2019年の今の時点で、お持ちの全資産を一括全額投資することは、個人的にはお勧めできません。

 

しかし、長期投資家であり、インデックス投資家であるならば、今後5年~程度の期間に分散して、こつこつ積立投資を続けるには、いまはとても良い時期なのではないかなと考えます。

 

 

投資の判断は、自己責任でお願いします。