楽天VTI・VT編 -受験や婚活に悩む前に、さっさと投資を済ませよう④

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こんにちは。

 

前回の記事で、つみたてNISAiDeCoでは、インデックスを指標にした投資信託だけを購入できることを説明しました。

 

そして今回は、実際にどの投資信託を購入したらよいかについて、説明します。

 

これで、『受験や婚活に悩む前に、さっさと投資を済ませよう』シリーズの全4回の説明は、おしまいです

 

お疲れさまでした(笑)。 

あと少しだけ、お付き合いください。

 (投資初心者向けの内容になります。お詳しい方はスルーしてください。) 

 

実際に、どの商品を買ったらよいか? 

結論

 プラン1

  楽天VTI=100% のみを購入する

 

 プラン2

  楽天VTI(100-X%)+楽天VT(X%)=100%を購入する

 

  ※ X=今後20~40年後に、米国よりもリターンが上回る国が多数出現すると(あなたが)考える可能性

 

難しいことは考えずに、基本的には、プラン1でよいと思います。

 

これだけしておけば、投資歴数十年の方から見ても、少なくても馬鹿にされることはないような投資方法です。

 

プラン1 楽天VTI

 

購入する投資信託で、お勧めのインデックスはS&P500CRSP USトータル・マーケット・インデックスと言った指標(インデックス)に連動する商品がよいと説明しました。

 

shiro-mameshiba.hatenablog.com

 

そして、前回までに、開設した方が良いNISA口座とiDeCo口座を 

 

 NISA口座:SBI証券

  iDeCo口座:楽天証券

 

または 

 NISA口座:楽天証券

  iDeCo口座:楽天証券

 

のいずれかをお勧めします。と説明しました。

 

つまり、S&P500CRSP USトータル・マーケット・インデックスをインデックスとする投資信託の中で、NISA口座とiDeCo口座の両方で、唯一共通して買える商品がCRSP USトータル・マーケット・インデックスを指標とする『楽天VTIだけであるため、楽天VTIが最もお勧めだというわけです。

 

よい投資はシンプルです

  

40年間、この商品だけをコツコツ買い続ければ、目標である

 

定年退職した段階で、(退職金を抜いて)金融資産として5000万~1億円/人を達成すること』

 

を達成できる可能性が最も高い商品です。

 

S&P500やCRSP USトータル・マーケットインデックスを指標とする投資信託

  

上記の説明の通り、現状で、楽天証券iDeCo口座の中で、S&P500やCRSP USトータル・マーケット・インデックスを指標とする投資信託楽天VTIのみです(2018年8月現在。今後、増えるかもしれません)。

 

SBI証券楽天証券つみたてNISA口座では、他にも、iFree S&P500インデックスeMAXIS slim 米国株式(S&P500)といった投資信託があります。

 

どちらも優れた商品ですが、パフォーマンスもリスクも楽天VTIとほとんど変わらないと考えると、投資初心者が、手間をかけて、注意を分散して、あえてiDeCo口座とNISA口座で別々の商品を購入する必要はありません。

 

良い投資は、なるべくシンプルで、手間をかけないものです。

 

買う時も、売る時も、時間をかけずに続けられるものが、結局のところ最良の投資になります。

 

どうしても、ほかの商品が気になるなら、まずは、楽天VTIをつみたて購入してみて、投資の勉強をする中でほかの商品が気になってから新しい商品も追加して購入する、という方法をとるとよいでしょう。

 

しかし、そんなことをしても、たぶん、プラン1と大きくパフォーマンスは変わらないと思います

 

大切なこと

 

繰り返しになりますが、S&P500やCRSP USトータル・マーケット・インデックスも、どちらも良い指標ですが、どちらがより良い指標かと考えることには、あまり意味はありません

 

誰も、未来を予想できないからです。

 

大切なことは、投資の世界で1番儲かる商品を選ぶことではありません

 

投資の目標は、最小限の手間だけかけて、最少ストレスで投資を続けて、老後も現役世代と同等の生活レベルを続けられることです。

 

そのためは、1年でもはやく、プラン1でさっさと投資を済ませてあとはすっかり忘れて、人生を楽しみましょう

 

プラン2の説明 楽天VTについて

 

とはいえ、プラン1だけでは不安が残るという意見もあるでしょう。

 

どんな不安かというと将来的にもアメリカが世界一の経済大国でありつづけられるかという点についてです。

 

そんな方にお勧めなのが、楽天VT楽天・全世界株式インデックス・ファンド)という商品です。

 

楽天VTもiDeCo口座(楽天証券)とつみたてNISA口座の両方で購入することができます。

 

楽天VTはFTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連動する投資信託であり、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス日本を含む全世界の(購入可能な)株式市場全体の98%以上に投資するインデックスです。

 

つまり、これ一つで、世界の株式市場全体にほぼそのまま投資することができます。

 

元となっているVT( Vanguard Total World Stock ETF)というETFETFとは、株式のようにいつでも売買できる投資信託のようなもの、くらいに理解しておいてください。)は、経済評論家の山﨑元氏をはじめ、多くの投資に詳しい方々が、

 

『もし、たった一つの金融商品だけを購入するとしたら、VTを選ぶ』

 

と言うくらいに優れた商品です。

 

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出典:SBI証券

 

と言っても、VT全体の約半分を米国1国が占めており、米国が現在の株式市場においていかに強大な存在を示しているかがわかります。

 

今後、株式市場における米国の割合が低下したり、他の国の割合が増加した場合には、自動的にその割合に従って、その時代の株式市場全体に投資できるため、長期的に米国1国のリターンにかけることが不安という方には、最も適している商品となっております。

 

(※なお、ここは読み飛ばしていただいて結構ですが、VTは、あくまで購入できる株式市場全体に投資しており、株式を上場していない企業や国には投資できないため、世界経済全体にそのまま投資しているわけではありません。)

  

経済力で米国を超える国々は、中国やインドなど、今後もしかしたら複数出現してくるかもしれません。

 

しかし、多くの米国株投資家は、今から投資を開始して数十年後にも投資パフォーマンスが良好な国米国だろうな、と考えています。

 

なので、プラン2として、今後20~40年後に、米国よりもリターンが上回る国が多数出現すると(あなたが)考える可能性をX(%)として、

 

 プラン2

  楽天VTI(100-X%)+楽天VT(X%)=100%を購入する

 

 の割合で、楽天VTI楽天VTを合計100%として購入するのも悪くはないと思います。

 

なお、米国株投資を勧めながらも、自分は臆病者なのでX=25%と考え、

 

楽天VTI:楽天VT=75%:25%

 

としてつみたてNISA口座では購入しています。

iDeCo口座では、前述の通り、大和₋iFree NYダウ・インデックス100%に投資しています・・・。パフォーマンスは悪くはありませんが、心臓には悪いです。)

 

VTIとVTの過去リターン

 

ちなみに、楽天VTI楽天VTの元となっている、VTIとVTの過去リターン(2008~2018)の比較では、

 

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出典:Yahooファイナンス

:VTI,:VT

 

となっており、過去10年においてはVTIの圧勝です。

 

世界の株式市場全体に投資するよりも、米国1国に投資したほうが、リターンが高かった事がわかります。

 

私自身は、今後20年程度なら、この傾向は続くのではないかと考えます。

 この点については、様々な方に、様々なご意見があります。

 

しかし、未来のことは誰にもわかりません

 

楽天VT100%だけを購入しても、決して間違いではないと思います。

 

NISAとiDeCoに英語は必要ありません

 

楽天VTIは米国1国に、楽天VTは世界全体に投資する方法です。

 

でも、投資に英語力は必要ありません。

 

株式に関わるニュースが世に流れ、我々一般人が知る頃には、その情報が流れるよりももっと先に、大資本投資家や投資ファンドが先にその情報をつかんでおり(あるいは予測し)、我々などよりもっと先に、適切な投資を行っていますので、我々が情報を掴んでから、株式売買を行おうとすると、完全に出足が遅くなってしまいます。

 

いわゆる、高く買って、安く売る、状態になってしまいます。

 

私shiro-mameshibaも個別株投資を何度か経験しました。

 

幸い、これまで損益は出しておりませんが、そこで学んだことは、株の流れは読めない、ということです。

 

株価というのは、そもそも、企業の業績が良ければ上がる、悪ければ下がるというものではありません。業績の良しあしを含めて、すでに株価に織り込まれており、その期待予想よりも良いか悪いかで推移します。

 

その期待予想は、たくさんの投資のプロや投資ファンドが行うものであり、そのプロたちの予想よりも企業良くなるか悪くなるかなんて予想を我々一般人が推測することは、たとえ英語がスラスラ読めても無理だ、と考えた方が良いでしょう。

 

多くの場合、株価が急激に変動する原因は、事前に予想されない外因要因であり、それは企業の不祥事であったり、予期されない商品の不具合であったり、国際情勢であったり、とある大統領の気まぐれだったりします。

 

つまり、我々にはほとんど予想は不可能です。(事前に内部事情を知る人から情報が洩れるインサイダーなら別ですが、これは違法です。)

 

個別株投資の楽しみは否定しませんし、中には大当たりする人もいることは事実です。

 

しかし、ここで紹介する投資の目的を忘れないで下さい。我々一般人は、下手な株価予想などせずに、こつこつ6%のリターンを期待するのが賢明です。

 

さっさと投資を済ませる のまとめ

 

まず、3つの手順として

 1.つみたてNISAとiDeCoについて学ぼう

 2.銀行口座、つみたてNISA口座、iDeCo口座を開こう

 3.あとは、毎月自動積立して、退職するまで忘れて人生を楽しもう

 

 を済ませます。

 

おすすめの口座としては

 プラン1

  開設銀行:住信SBI銀行

  NISA口座:SBI証券

  iDeCo口座:楽天証券

 

 プラン2

  開設銀行:楽天銀行

  NISA口座:楽天証券

  iDeCo口座:楽天証券

 

のいずれかをお勧めします。

 

そして、購入する商品としては、

 プラン1

  楽天VTI=100% のみを購入する

 

 プラン2

  楽天VTI(100-X%)+楽天VT(X%)=100%を購入する

 

  ※ X=今後20~40年後に、米国よりもリターンが上回る国が多数出現すると(あなたが)考える可能性

 

となります。

 

以上で、『受験や婚活に悩む前に、さっさと投資を済ませよう』シリーズの説明を全て、終了します。 

 

ご覧いただき、ありがとうございました。

 

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楽天銀行

むすびに

 

私が、投資を実際に学びはじめてから、多くの本やブログで紹介されているインデックス投資について理解し納得するまでには、約4年がかかりました。

 

初めて購入した商品は、楽天VTのもとになっているVTETFです。

 

購入してからの3年間で、約24%(≒8%/年)ほど上昇しています。(最近は、ボラテリティ―がとても大きいですが。)

 

自分の資産を通じて実際に投資を経験してみないと、いつまでも投資は理解できない、と実感しました。

 

今回、その内容についてまとめてみましたが、一度通読しただけではなかなか理解が難しい内容が並んでおりますので、『受験や婚活に悩む前に、さっさと投資を済ませよう』①~④を、繰り返し読み返してみてください。

 

 

もし、これまでの内容で分かりにくかったり、疑問点がございましたら、自分がわかる範囲でご返答いたしますので、コメントやお問い合わせからいつでもお気軽にご質問いただければ幸いです。

 

ありがとうございました。