ジョージア州決選投票、市場はすでにトリプルブルーを予測か!?

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こんにちは、shiro-mameshibaです。

 

今年ももう、すでに市場は残り数日となりますが、年明け早々、2021年1月5日には、今後4年間の市場を左右するビックイベントとなってしまった、ジョージア州の決選投票が行われます。

 

絶好調な米国株価ですが、その中身を見て見ると、市場はどうやらトリプルブルーを予測しているのではないか、と思われます。

 

 

クリーン・エネルギー銘柄の急騰が止まらない

 

大統領選後に(大統領選挙に投票できない代わりに)購入したICLNiShares Global Clean Energy)でしたが、大統領結果が確定しても、急騰し続け絶好調です。

 

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2020年11月3日大統領選時の株価20.15$から、2020年12月21日26.36$+30.8%)と、破竹の勢いです。

 

 

まさに、「国策に逆らうな」の格言通り、事前に仕込まなくても、大統領選挙の結果を見てからゆっくり購入するだけで、この上昇率の恩恵を得られたことになります。

 

 

 

 

この間のS&P500の上昇率が3369.02$3694.92$+9.7%)ですので、指数を遥かに超える上昇を示していることが分かります。

 

 

しかし、大統領選の結果を反映するご祝儀相場だけならば、そろそろ上昇が一服してもおかしくはありません。

 

 

 

むしろ、年明け2021年1月5日に開催されるジョージア州上院議員の決選投票で、共和党が勝利することを予想するならば、そろそろ下落してもおかしくはないはずです。

 

 

 

もし、事前の予想通り、上下院のねじれとなるならば、共和党が上院を握ることで、大企業や富裕層の課税強化の可能性が減ることから、市場全体としては株価が上昇する一方で、バイデン大統領が政策を実行することが困難となる可能性が高く、特に、目玉のクリーン・ニューディール政策については、大統領選後のご祝儀相場が終了し、そろそろ株価が下落するはずです。

 

 

しかし、その下落の気配がないどころが、年末にかけてさらなる株価上昇となっています。

 

(おかげで、追加購入のタイミングがありません・・・(笑))

 

 

大統領選同様、選挙の事前予測はほぼ正確であることが今回の大統領選でも判明したことから、事前投票や郵便投票の事前調査から、そろそろ、おおよその決選投票の予想も出ているはずです(検索しても見つかりませんでしたが・・・)。

 

 

 

つまり、このICLNの変わらぬ上昇は、市場が、決選投票でトリプルブルーとなることを既に予測しているから、なのかもしれません。

 

 

ねじれ国会でも、インフラ投資策は可能

 

ただし、決選投票で仮に共和党が勝利したとしても、バイデン大統領の政策が、全くできなくなるわけでは当然ありません。

 

トランプ大統領が連発した大統領令しかり、通商移民安全保障などにおいては大統領の判断で政策を決める事もできるからです。

 

特に、道路などの旧来のインフラ投資については、民主党共和党も歩み寄ることが可能と推測されます。

 

 

いまのICLNの上昇は、これらの事情を反映しているだけかもしれません。

 

 

 

また、もしトリプルブルーになるとしたら、先の課税強化を恐れて、市場が調整~暴落してもおかしくない、という意見もあるかと思われます。

 

 

あるいは、トリプルブルーによって、大規模な追加経済対策がより可決されやすくなるため、トリプルブルーによる暴落など起こらないのかもしれません。

 

 

ちょうど、大統領選前に、さんざん、バイデン氏勝利で大暴落が来るぞ、という流言飛語が飛び交ったのと同じなのかもしれませんね。

 

 

 

結局の所、どちらになるかは私には判断が付きませんでしたが(笑)、決選投票の結果に関わらず、クリーンエネルギー銘柄は、今後も有望だと、市場が判断しているということでしょう。

 

 

 

つまり、決選投票で共和党勝利ならば、そこそこに安定して上昇、もし民主党が2議席とも勝利でトリプルブルーとなれば、クリーンエネルギー銘柄は、更に暴騰すると思われます。

 

 

 

ジョージア州の感染者数は急増

 

また、大変気がかりなのは、ジョージア州でのコロナウイルス感染者数が。ここに来てさらに急増していることです。

 

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12月に入ってから1日あたり、5,000人を遥かに超える感染者数を認めています。

 

 

以前にも述べた通り、コロナ感染者数が増加すると、(共和党員に多いと思われる)直接投票者数の減少、(民主党員に多いと思われる)郵便投票数の相対的増加、また、(人人接触の多いと思われる)共和党員にコロナ感染者数が相対的に多いと思われるため、コロナ罹患者、及びその家族の投票率減少などが合わさり、コロナ流行が悪化することは、共和党にとって不利になると思われます。

 

 

shiro-mameshiba.hatenablog.com

 

 

また、トランプ現大統領が、米国大統領選挙の敗北を未だに認めず、選挙不正を訴えており、コロナ対策を全く検討していないことも、共和党中道派の離反、加えてトランプ支持者の投票率低下につながることが指摘されています。

 

 

shiro-mameshiba.hatenablog.com

 

  

 

これまで、ジョージア州上院議員選挙は共和党の連戦連勝でしたが、バイデン氏が勝利した大統領選挙のように、上院議員選挙でも、青い風が吹くのかもしれません。

 

むすびに

 

 

結局の所、極東の島国にいる私にできることは、今後4年間のクリーンエネルギー銘柄の成長を期待して、株を購入することだけです。

 

 

コロナで景気の先行きが再び不透明の中、今後の決選投票で、ねじれてもねじれなくても、上昇が期待できるのは、クリーンエネルギー銘柄くらいだと思っています。

 

 

問題は、いつ買うか、だけですね。