資産形成期の円高は、絶好のチャンス到来!
こんばんは、shiro-mameshibaです。
今晩の為替相場は、138円台から一気に135円台まで急降下しています。
資産形成期の円高は、絶好のチャンス!
言うまでもないことですが、急激な円高は、米国株投資家にとっては、円建て評価額の目減りを意味しますので、本来は喜ばしいものではありません。
しかしそれは、既にリタイア、ないしセミリタイアして、ドル建て資産で生活をされている羨ましい立場の方々に限った話です。
今まさに、これから積立投資を開始したばかりの日本人投資家にとっては、この円高は絶好のチャンスとなります。
日々の円建てお給料で、より多くの米国株が購入できるからです。
それも、いまもまだ株価はピークからは下落中ですので、これからさらに、大バーゲンセールに突入するのと同じです。
ですので、お若い方ほど、この先投資期間が長い方ほど、iDeCoやつみたてNISAを行っている方は、目先のドル建て資産の下落に嘆くのではなく、今後、円高、株価下落ができるだけ長く(数年くらいは)続くことを願うほうが、長期投資という点からは、望ましいでしょう。
円高の理由?
この円高に振れた理由ですが、上記のbloombergの記事にある、利上げペースの鈍化、さらには利下げ観測によるものでしょうか。
この理由は、目下のところ、相次ぐインフレがようやく収まりはじめ、これ以上の急速な利上げを急ぐ必要がなくなったから、ということのようです。
実際、私がずっとウオッチしている材木先物や小麦先物も、だいぶピークを過ぎてきました。
この円高と先物価格下落の勢いで、一日も早く、木造建築やパンの価格が安かった、以前の心穏やかな日々に戻ると良いのですが・・・。
しかしそれは、景気後退を意味する(らしい)です。
そして景気後退へ・・・
これまでの経済の循環に寄ると、インフレ→利上げ→デフレ→利下げ、の流れのあとに、本格的な景気後退が来るそうです。
そして、株価の最後のピークは、利下げの少しあとに来る(らしい)ですので、一発狙いならば、ここいらでドカンと一発かけてみる、のも良いかもしれません。
ここ1週間の株価上昇も、その最後のピークを見越したものなのかもしれません。
しかし、そのピークを過ぎた後に、長く険しい恐るべきベア相場が来るとのことです。
株価の行方は誰にもわからない
と、まあ、理論上はそうらしいのですが、株価の行方など、誰にもわかりません。
インフレがやはり収まらず、さらなる利上げ、円安ドル高に戻るかもしれません。
しかし、理論通りに進み、景気後退、株価下落となるのかもしれません。
我々はプロではないのですから、常にフルインベストメントしなければならないわけではない、というのが、圧倒的情報弱者の我々が、プロに勝る、唯一の利点です。
休むも相場、円をギュッと握りしめて、1ヶ月くらいは夏休みですべてを忘れてみるのもありでしょう。
もちろん、こつこつ定期的な一定額の自動積立を設定しておくのが良いと私は思いますが。
むすびに
経済的には、円安、株価上昇が企業にとっては利益となるのかもしれませんが、我々日本人にとっては、必ずしもそうとは限りません。
円高、株価下落で困るのは、一部の輸出企業と資産家だけです。
これから資産を獲得したい投資家(特に、不況によらず一定の給与が保証される公務員や医師)にとっては、円高、株価下落は、むしろ最大のチャンスです。
また、私のように、諸事情によりPFの殆どを、やむを得ず円キャッシュオンリー(約6,000万円)とせざるを得なかった者にとっても、円高は望ましい展開です。
shiro-mameshiba.hatenablog.com
円高も、株価下落も、誰かが損をすれば、誰かが得をするものです。
予想すること、先回りすることは難しいですが、たまたま都合よくチャンスが来たのならば、乗っかってみるのも吉かもしれませんね。
と思ったけれど
と思ったら、米総合PMIが50を下回ったという結構衝撃的なニュースが出ました。
それも、サービス業PMIは、市場予測を大きく下回る、半端ない下落となりました。
低下は7月で4カ月連続。サービス業PMIの落ち込みが顕著で、前月の52.7から47.0に低下し、2020年5月以来の低水準となった。
一方、製造業PMIは52.7から52.3に低下。節目の50を引き続き上回っているものの、20年7月以来の低水準となった。
ロイターがまとめたエコノミスト予想は、サービス業PMIで52.6、製造業PMIで52.0だった。
うーん、やっぱり、急激なベア相場に行くのかな?
やっぱ、最後のピーク狙いで、慌てて一括投資はせずに、少しずつ積み立てか、円キャッシュ握りしめが良さそうですね・・・。