今更ながら、投資方法を変更するか悩む・・・。
こんにちは、shiro-mameshibaです。
株価下落以上に、ドラスティックな円高への急変に驚きました。
このままだと、オリンピック中止の決定前に1ドル100円を切ってきても、もう不思議ではない流れです。
更に、オリンピック中止、選挙での自民党大敗になれば、今後1年をかけて1ドル95円、90円というのも、万一の事態としては想定しておかなければなりません。
(もしかしたら、この円高の裏には、オリンピック中止が確定したという情報が秘密裏に流れたためではないか、などと邪推しています。)
この円高をうけ、投資方法を変更するかどうか悩んでいます。
投資方法の変更に悩む
これまで私は、emaxis slim 米国株式(s&p500)を15万円/日で毎日つみたて投資してきました。
これは、夏までにはコロナ騒ぎの沈静化、その後の米国大統領選挙に向けて株価上昇する(日本以外)、という予測のうえでのものです。
この想定は、いまでも変わっていません。
(WHOは夏までにコロナが終息する期待はできないと発表していますが、私個人は、やはり季節変動の影響は大きいと考えています。その理由は、そのうち改めて記事にします。)
ただし、もし(米国)株価がもとに戻り、さらに上昇出来たとしても、オリンピックが弾けた日本では、円高が残っている可能性が非常に高いのではないか、と考えるようになりました。
現在の想定では、米国大統領選挙前に、現職大統領の政策(中間層の大幅減税、米中貿易関税の一時的撤廃)で株価が上昇した時点で、直後に、一旦、全保有株を売り払おうと考えています。
これは、今後1年で、FRBが弾切れ状態のまま、米国が大きなリセッションになる可能性を想定しているため、その前に現金化しておきたいからです。
しかし、解約時に株価は上昇していても、為替が円高のままであったら、そのまま円に戻すことに、非常にためらいを感じてしまいます。(米国株高に合わせて、少し円安にはふれるでしょうが)。
これは、投資信託における大きなデメリットです。
投資信託からETFへ?
つまり、投資信託であるemaxis slim 米国株式(s&p500)では、解約時にドル→円に強制的に戻ってしまいますが、ETFであるVOO自体であれば、たとえ解約時に円高が残っていたとしても、そのままドルで保有しておけば、将来的に円安に戻ったときまで待つ、という選択肢が選べるのです。
投資対象(s&p500)も変わらず、投資戦略も変えません。
すなわち、投資方針ではなく、投資方法の変更です。
日本の国力を考えても、1ドル100円前半という状況が、今後永続するとはとうてい考えていませんので、気長に待てば、これは米国株の長期的上昇以上に、堅い方法だと考えます。
SBI証券ではETF買付手数料無料で自動買付が可能
幸いなことに、SBI証券では、VOOを含む海外ETF買付手数料が無料になりましたし、自動買付までしてくれるので、実質的に、手間としては投資信託の自動買付と大きく変わることはありません。
ただし、円貨決済のときには為替手数料(1ドルあたり25銭)がかかってしまうことがデメリットです。
これを避けるためには、一旦 SBI銀行に円を移動してからドルに変更し、外貨決済するのがセオリーです(1ドルあたり4銭、または定期買付で2銭)。
その差額は1ドルあたり21銭(または23銭)となり、投資信託のほぼ1年分の信託報酬にも匹敵します。
これは、資金が大きくなればなるほど、デメリットとなります。
でも、円貨決済かな?
しかし、私は円貨決済で行こうかな、と考えています。
なぜなら、私の現在の投資可能な円キャッシュは約2,700万円ですが、これをすべて円貨決済したとして、外貨決済の際の手数料との差は約5.7万円となります(わかりやすく1ドル100円計算で)。
円高はまだまだ進みそうなので、いますぐ一括で大量に円からドル転するのはリスクが高そうです(為替手数料差など為替ですぐ吹き飛ぶ)。
そうすると、ドル転には毎日ドルの買付が必要となりますが、いちいちSBI証券→SBI銀行→SBI証券と、資金の移動を手入力で毎日指示しなければなりません。
これを毎日行う手間と、忘れてしまい買付できないリスクを、為替手数料差額の5.7万円と比べると、必要経費と割り切ってしまったほうが良いのではないか、と考えるからです。
円高局面はボーナスステージ
この円高で、1ドル112→102円まで円高ドル安が進んだため、ドルベースで換算した円キャッシュは 9.8%ほど値上がりしていることになりますので、私の円キャッシュ((個人資産)2,700万+(夫婦共有資産)1,500万)✕9.8%=411.6万円と、実質的に412万円分ほど、ドル換算で資産が増えているのと同じです。
もちろんこれは、あくまで計算上のものに過ぎません。
為替差益も、含み益も含み損も、最終的に利益確定しなければ、全て幻です。
しかし、円安株高のときに投資して、円高株安のときに投資をやめるというのは、道理に合いません。
いかにこの局面で恐怖と付き合い、増大した円の力で投資をするかが、将来のリターンにそのままつながってきます。
投資リターンはタイミング✕資金力ですべてが決まります。
「「全て」を敢えて差し出した者が、最後には真の「全て」を得る」
という名言を心に刻んで、この困難な道を進みましょう。
(シュガー・マウンテン「スティール・ボール・ラン」より)
むすびに
本日は、とりあえずemaxis slim 米国株式(s&p500)を15→18万円/日に増額して、ETFに切り替えるかは、もう1日考えます。
コロナ感染のピークがどこにあるのかは予想できませんが、発生源である上海総合指数は既に元に戻っている、ということは、とても示唆に富んでいます。
これを、各国の株価の目安とするか、それとも関係ないと見るか、それぞれの視点で異なると思われます。
円高が進む中、円キャッシュを握りしめるというのも、立派な一つの投資法だと私は考えますよ。
この局面で投資することは、たしかに無謀かもしれません。
それでも買い進める方には、この言葉を贈ります。
「ようこそ、男の世界へ・・・・。」
(リンゴォ・ロードアゲイン「スティール・ボール・ラン」より)