想像してみよう ー あなたは60歳になりました。
想像してみよう
あなたは60歳になりました。
おめでとうございます。
若い頃からこつこつ続けた投資が成功し、金融資産として一億円を達成しました。
日本は、デフレにもインフレにもならず、物価はあまり変わりませんでした。
年金受給開始年齢は70歳からに遅れてしまいましたが、贅沢をしなければ、再就職をしなくても、このまま無理なく生活できそうです。
伸び続ける平均寿命を考えると、これから30年近く、自由な時間ができました。
さて、
Q1 あなたはいま、幸せですか?
Q2 これからの30年、どうやって、誰と過ごしていきますか?
お金は、自由な時間と選択肢をあなたに与えてくれます。しかし、お金だけでは、将来の不安や孤独は解消できません。
この二つの質問に、すぐに答えが出せるようであれば、あなたの今の生き方には、なにも問題ありません。
60歳を迎えるまで 、必要な最小限のことだけはしながら、今のまま日々を楽しんで行きましょう。
でも、もし
この質問のどちらか、もしくは両方に答えが出ていないとしたら、今のあなたには、投資よりもなによりも、考えなければならないことがあるはずです。
とても簡単なことだ。ものごとはね、心で見なくてはよく見えない。
いちばんたいせつなことは、目に見えない
この想像は、いつか必ず、自分自身で答えを出さなければならないものです。
どんな人間も、どんな立場の人間も、生きている限りこの問題からは逃れられません。
その答えは、誰も教えてくれないし、また、教えられるものでもありません。
お金を稼ぐことだけに専念し、いつか必ずやってくるこの想像の答えを考えることを、忘れないようにしましょう。
でないと、下流老人になるよりも、もっと悲惨で悲しい未来が、あなたを待っているかもしれません。