コロナ騒ぎが終息したと、仮定しよう。
こんにちは、shiro-mameshibaです。
週があけても、コロナ騒ぎ、株価変動はまだまだ先行きが見通せない段階ですね。
さて、今回はちょっと目線を変えて、仮に、このコロナ騒ぎが収まったと仮定した場合、それでもその後も株価が下がるとしたら、いったい何が要因になりうるか、と考えてみました。
- 過去、終息しなかったパンデミックは存在しない
- 米国大統領選挙と株価の関係
- 株価下落要因① オリンピックの中止
- 株価下落要因② サンダース氏躍進、大統領選勝利
- 株価下落要因③ FRB弾切れ
- 株価下落要因④ 不確定要素
- むすびに
過去、終息しなかったパンデミックは存在しない
新型コロナウイルスの流行は、既にWHO基準フェーズ5となり、パンデミックの様相を示し始めています。
しかし、過去にはペストやコレラ、天然痘やスペイン風邪まで、パンデミックを起こした感染症は多数存在しますが、現在もその勢いを失わずに流行しているものはありません(世界経済に影響を及ばさないような、局地的な流行は除きます)。
つまり、この新型コロナウイルスの流行も、いつかは収まることは、前提のものとしてみてよいと考えます。
それは早ければ、2020年5~6月でしょう。
万一、これが一年中継続して感染力を保ち続けるような事があれば話は別ですが、これまでのSARSやMERSといった他のコロナウイルスの特性から、その可能性のほうが稀だと思われます。
科学は統計学ですので、あくまで統計学的に正しい選択をするほうが、実際にそうなる可能性は高いと私は考えます(少しでも犠牲になる方が少ないと良いなという希望的観測を含んでいることは否定しません)。
なので、通常ならば、感染のピークを過ぎて落ち着いた頃、2020年6~7月には株価は反転すると考えています(日本除く)。
米国大統領選挙と株価の関係
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新コロナウイルス終息以外の株価上昇の要因としては、2020年11月に米国大統領選挙があるため、現米国大統領は、コロナ騒ぎが収まった段階を見計らって、
①FRBへの利下げ圧力の激化
②中間層の減税
③中国との第二段貿易部分合意と関税低下(場合によっては一時的完全撤廃)
などの政策を、必ずサプライズで行うと確信しているからです。
その時期は、おそらく2020年7月13~16日に行われる米国民主党全国大会の直前となるはずです(これをプランAとします)。
なぜなら、その後の、米国民主党全国大会で、もしサンダース氏が選出された場合、市場はネガティブサプライズで株価は急落するでしょう。
米国民主党全国大会の直前に、自分が大統領であれば、今後もこんなに株価が上がるんだぞ、ということを株価上昇という数字で見せつけ、その後のサンダース氏の選出に伴う株価急落が起これば、米国民にとって、どちらが米国にとってよい選択かということを、これ以上なく見せつけることができるからです。
自分がトランプ氏の立場であれば、おそらくそうします。
そのため、トランプ大統領は心底このコロナ騒ぎが早期沈静化することを願っていると察します。
もし万一、コロナ騒ぎが7月以降まで収束せずにそれまで株価が低迷していても、これらの政策で、一時的な株価の上昇(少なくても、2020年1月頃の株価までは回復)は演じられると思われます。
その場合は、コロナ騒ぎで株価下落のまま、米国民主党全国大会でさらに株価を下げた後のサプライズの方が効果的なため、これらの政策発表は2020年7~9月頃に変更になると推測します(これをプランBとします)。
つまり、民主党のせいで更に下がった株価を、俺があげてやったぞ、というアピールです(笑)。
株価下落要因① オリンピックの中止
オリンピックの中止の判断は5月までということなので、これは実際にあり得ると思われます。
ただし、これは世界経済にはそれほど影響がないと考えます。
少なくても私が投資している米国株(S&P500)に対する影響は軽微なものでしょう。
むしろ、一時的な円高が来てくれれば、これから円からドルに買い進める私にとっても、長期的にはむしろ追い風です。
ただし、それによりパニック的に一時的な売り優位になる可能性は否定できませんが、おそらくすぐに戻ることでしょう。
株価下落要因② サンダース氏躍進、大統領選勝利
目下のところ、もし株価が今後長期的に下落するとしたら、サンダース氏が民主党内で優勢となり、実際に大統領選で勝利した場合です。
コロナ騒ぎで米国にも感染の不安が募る中、保険に加入できない人々の医療を十分に受けることが出来ない心配と不満が高まれば高まるほど、国民皆保険をかかげるサンダース氏の勝利の可能性は高まるのかもしれません。
その場合には、米国株も長期低迷するかもしれません。
ただし、サンダース氏はMMT論の支持者と伺っています。
私はMMT論に造詣が深くないので、それが経済にどれほどの影響を及ぼすのかは過分にして存じ上げません。
しかし、日銀がMMTを採用しているわけではないと否定するほどに、それに近い、緩和的な政策であることを考えると、一部には、MMTによって株価はむしろ上昇する、という意見もあるようですので、トランプ氏が大統領となった2016年の再現のように、サンダース大統領によって、株価はむしろ上昇するのかもしれません。
しかし、私には、このあたりは全くわかりません。
株価下落要因③ FRB弾切れ
FRBによる利下げという昇圧剤も、いつまでも使いことはできません。
0.25%ずつ、あと6回の弾はあるそうですが、 それが尽きたときにどうなるのか、そのままリセッションに突入した場合に、どれほどの下落となるかは、想像もできません。
その可能性は、すぐにではないでしょうが、今後1年のスパンでは必ず考慮しておかなければなりません。
株価下落要因④ 不確定要素
ざっくりとした分類で恐縮ですが、全くわからないことこそ、株価にサプライズとして影響を与えますので、株価に影響する因子を予想できる方が、むしろ異常なのかもしれません。
米中貿易戦争に続くコロナ騒ぎで、さすがに中国の不良債権が弾けるかもしれませんし、それはすっかり忘れられた感のあるドイツ銀行の破綻かもしれませんし、他の天災が起こるかもしれませんし、 ブレグジットが落ち着いたはずのイギリスでスコットランド独立運動が起こる事かもしれません。
しかし、これらはあまり考えても仕方のないことでしょう。
むすびに
というわけで、前回も記しましたが、現在、shiro-mameshibaはemaxis slim 米国株式(s&p500)を20万円/日で毎日つみたて投資しています。
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月約460万円、現個人資産の現金2800万円からあと6か月程度(2020年8月末まで)は買い進められることになります。
つまり、プランAでもプランBでも良いようにしています。
しかし、もう一段階株価が下落したら、買い進めるペースを上げるつもりなので、実際にはもう少し早く資金が尽きると思います。
私には株価の底がどこかは分かりません。
したがって、前述の米国大統領選の予想に従い、今の戦略では少なくても2020年7~9月までは株を買い進めます。
そして、(プランAでもプランBでも)トランプ大統領がサプライズで株価上昇の政策を出して株価が上昇した段階で、速やかに(1週間くらいで)一旦全持ち株(NISA,iDeco以外)を売却しよう、と目論んでいます。
長期投資家としては失格ですが、その後、大統領選がどうなるかは全くわかりませんし、FRBの弾切れ後のリセッションのリスクを考慮すると、2020年11月後に株価が更に上昇するよりも、大幅に下がるリスクを避けるためです。(つみたてNISAとiDecoは変わらず継続します。)
以前にも申したとおり、私の個人資産は、増やすことよりも、減らさないことを第一に考えています。
いつかは終息することが確実な、感染症による一時的で限定的な株価下落と、(現大統領の性格からしても)株価上昇が大きく期待できる米国大統領選挙が同時にくるこのタイミングは、チキンな私にとって、資産を減らさずに増やせる可能性が高い、まさにその絶好の機会です。
実際にこんなにタイミングよく売買できる上手くいくとは自分でも思っていませんが(笑)
一方で、万一、何らかの要因で数年間の株価低下になったとしても、数年間の塩漬けになるだけです。
余剰資金でのみ投資を行っていますので、その間の生活には全く困らないでしょうからね。
(苦情が怖いので、くれぐれも、私の予測など大外れになるかもしれないことを前提にしておいてほしいです(笑))