投資は人生において最優先にすることじゃないよ
(投資初心者向けの内容になります。お詳しい方はスルーしてください。)
米国株投資をさっさと済ませてしまおう
本来、このブログでとりげたいことは医師のボラテリティの高さについてや、医療関連の話題についてなのですが、それよりも何よりもまず先に、米国株投資について触れておかなければなりません。
なぜかというと、投資は、1年でも早く済ませて、長い時間をかけて資産を増やす方が有利なのですが、いったん人生に迷うと、あっという間に時間が過ぎてしまい気づいたら5年、10年くらいは簡単に時間が消えてしまいがちなので、早く投資を済ませておかないと、その間の時間がもったいないからです。
もちろん、投資は人生において最優先にすることじゃありません。
しかし、人生に悩むよりもまず先に、一旦、米国株に自動つみたて投資をはじめてしまいましょう。
あとは忘れて、人生を大いに楽しみ、めいっぱい悩んで生きていきましょう。
それだけで、必要な老後資金は勝手に貯まってくれているはずですから。
投資は予防接種のようなもの
小児科医として、日々、子供たちに予防接種を打つ毎日です。
3歳くらいまでの子供たちは、ほぼみんな、ぎゃん泣きします。
怖いですよね、予防接種。
ええ、わかります。
子どもだけでなく、ご両親も怖く思われると思います。
でも、これ、絶対に必要ですよね?
もちろん、副作用は0ではありません。ごくごく稀にですが、重篤な副作用が発症する可能性も存在します。
しかし、米国では、法令で規定された予防接種を全て済ませておかないと、小学校に入学の許可が下りません。
そうしないと、本人だけではなく、周りのクラスメートにも感染リスクを負わせることになるからです。
怖いし、もしかしたら、ひどい後遺症が残る可能性は、どれだけ医学が発展しても完全にはなくせません。
しかし、
お子さん方の生涯の健康という長期的視点で見るとデメリット以上のメリットが期待されるからこそ、親御さんたちは、大切なお子さんたちに予防接種をプレゼントしてあげるのです。
これって、米国株投資に似ているな、と思います。
米国株投資は、参加する全員が得をする投資です
例えば、日本人の大好きな宝くじの還元率をご存知でしょうか?
約50%です。期待値として、10000円をかけると、平均して5000円になって帰ってくるゲームです。
これ以上の還元率を超えてはならないと、法律で決まっているのです。
普通に考えて、ほとんどの人が損するゲームですよね?
競馬では還元率約70~80%、競艇では約75%と決まっています。
しかし、米国株全体に投資した場合(ダウ平均を例にすると)、過去100年の平均リターンは約6.8%/年(還元率 約107%)でした。(インフレは考慮に入れず。)
これは、暴落による損失額も含んだ長期平均です。
10000円をかけると、1年間で平均して10700円になって帰ってくるゲームです。
つまり、長期的にみると、参加したすべての人が得をすることになります。
暴落というデメリット以上のメリットが、歴史的には示されているのが米国株への投資だというわけです。(でも、絶対ではないのであしからず。)
米国株に投資するということ
(出典:株式会社ディーボ)
上は、1970~2018年の約50年間のNYダウチャートですが、この50年間で230ドル(1970年1月)→25804ドル(2018年1月)まで実に112倍に増えていることがわかります。(インフレ考慮に入れず。NYダウについては別の機会に説明します。)
つまり、50年前に100万円を米国に投資してそのまま放置していたら、計算上は、11,200万円になって帰ってきた、ということです。
(だますつもりはありませんが、インフレという現象を考慮すると、単純に112倍の利益がそのまま手に入るわけではありません。しかし、インフレを考慮しても、右肩上がりの成長を来しています。)
つまり、1年でも早くに投資を始めておけば、その分だけ、資産が増えることが期待されるのです。
そして、幸いなことにつみたてNISAとiDeCoという超長期つみたて投資の仕組みが、国の制度で作られました。
ほとんどの人は、この制度の範囲で投資を始めれば老後の生活を困らずに送ることができる可能性がより高くなると思われます。
むすびに
これから、数回にわたって、このつみたてNISAとiDeCoの仕組みと使い方について説明していきたいと思います。
人生のできるだけ早い時期にさっさと投資を済ませておいて、あとは自分の人生を幸せにすることに集中していただくことが、このブログのまず第一の目標です。
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